2023 年 11 月 8 日

形質細胞は白血球の一種で、体の免疫系の一部を担っています。リンパ球と呼ばれる免疫細胞のグループに属し、免疫グロブリン(抗体とも呼ばれる)と呼ばれるタンパク質を産生します。免疫グロブリンは細菌やウイルスに付着することで、私たちの体を守ります。抗体は異常な細胞や正常に機能しなくなった細胞にも付着することができます。
顕微鏡で観察すると、これらの細胞は小さな丸い細胞であることがわかります。細胞の細胞質(細胞体)はピンク色に見え、核内の遺伝物質は細胞の端に押しやられています。病理医は、細胞の端にある核を表現する際に「偏心核」という言葉を用います。
病理医は、顕微鏡下でこれらの細胞を観察するために、免疫組織化学と呼ばれる特殊な検査法を用います。この検査を行うと、形質細胞はCD138と呼ばれるタンパク質を産生します。これらの細胞は、カッパ鎖とラムダ鎖と呼ばれる免疫グロブリンも産生します。
顕微鏡で調べると、感染中または損傷後に形質細胞のグループが見られます。 これらの細胞の数の増加は、炎症性腸疾患などの特定の病状でも見られます。 病理学者は、形質細胞症という言葉を使用して、これらの状態で見られるこれらの細胞の数の増加を説明します。
この記事は、病理報告書の読み方と理解を深めていただくために医師が執筆したものです。この記事や病理報告書についてご質問がある場合は、お問い合わせください。病理報告書の詳しい説明については、こちらの記事をご覧ください。